3月4日(木)に匠の技で秋田杉を使った木樽が作られる過程を見学できるオンラインイベントが開催されるみたいです!
かつて木樽は、日常生活に溢れ、見慣れている道具でした。
しかし、今ではプラスチック製品に席巻され、かつて(弘化三年/1846年)、木都・能代に54軒もあった桶樽屋も現在は3軒、残っているだけです。
桶樽の製作には、高い木加工技術が必要であり、その匠の技が失われていくことはたいへん残念なことです。
なによりも、木のぬくもりとともにある生活が、私たちの周りからどんどん消えてしまうことで、なにか大切なものを失ってしまう気がします。
このたび「樽冨かまた」さんの協力を得て、秋田杉を使った木樽がどのようにしてできていくのか、映像や実演でご披露していただく機会を得ました。製作現場から中継でお伝えします。
4名の伝統工芸士の方が製作にあたっており、その匠の技を目の当たりにできる貴重なチャンスです。
桶樽のなによりもの願いは、実際の暮らしの中で「道具」として使ってもらうことなのだろうと思います。
杉桶のおひつは、お米を活かします。漬樽も野菜が漬かるのを待っています。
そこで「樽冨かまた」では、糠(ヌカ)漬けに着目。
この糠漬用の木桶を開発中で、実際に試作も行っています。
当日は、この【ぬか漬け用の桶】も紹介いただき、参加者の方とフリートークでつなぐこともします。
糠漬け名人のみなさまのご意見が、商品に反映されるかも知れませんね。
あらかじめの取材のおり、木に囲まれ、木にまつわるお話しをうかがい、桶樽づくりの職人技やできあった作品などを前にしますと、不思議に穏やかで奥深いところで鎮まっている、そういう気持ちになりました。
是非、みなさまにもそういう気分を味わっていただきたいと思います。
【開催日程】
3月4日(木)14:00〜15:30
※13:50からイベント(Zoomミーティング)に入室可能
【申し込み期限】
3月2日(火)
【プログラム】
・自己紹介
・桶樽ができるまでの映像と説明
・職人によるタガ締めの実演
・ぬか漬け桶の実演
・フリートーク
【参加費】
無料
【お申し込み・詳しい内容はこちら】
https://peatix.com/event/1810738/