能代市で「能代おもしろ映画祭り」が開催されるみたいです!
高校生以下の子どもは無料で鑑賞できるみたいですよ!
今年も、国立映画アーカイブと連携した優秀映画鑑賞会を主軸に、幅広い年代の方に楽しんでいただける内容の映画祭りを開催します。
高校生以下の子どもは無料で鑑賞できます。
※開始時間は、確定次第更新します。
※新型コロナウィルス感染症対策を講じて開催しますので、マスクをご持参ください。
※このイベントは、能代市市民まちづくり活動支援事業補助金を活用して開催します。
【開催日時】
2020年11月13日(金)全日
【入場料】
500円
※中高生無料
【住所】
〒016-0842
秋田県能代市追分町4-26
9:30〜12:01 悪い奴ほどよく眠る
黒澤が自身のプロダクションを起こして東宝と共同製作した作品。
日本未利用土地開発公団による贈飲賄事件の責任の一切を負わされ、やがて死に追いやられた公団の課長補佐の息子が、汚職のカラクリを暴くため、公団副総裁の女婿にして秘書となり、事件に関わった副総裁の部下たちを執拗なまでに追いつめてゆく復讐行為を描いている。
この復讐劇がほころびを見せるのは、三船敏郎演じる復讐の鬼の、足が不自由な妻への優しさと、禁欲的なまでの愛情が、極点に達するときである。
この白黒のワイドスクリーン作品は、戦後の政界に蔓延する汚職に切り込んだ、息もつかせぬサスペンス映画であるとともに、見事な娯楽映画でもある。
「キネマ旬報」ベストテン第3位。
12:40〜15:10 白い巨塔
一人の医学部助教授の教授昇進をめぐって展開される、大学内部の権謀術数の世界を大胆に描いた、山崎豊子の同名小説の映画化作品。
発表当時、医学界に波紋を投じた小説であり、近年テレビドラマ化もされ、ふたたび話題を集めた。
この映画化では脚本を橋本忍が担当し、1950年代独立プロダクション運動などの活躍で社会派として知られる、山本薩夫が監督にあたっている。
「白い巨塔」 = 「大学医学部」の欺瞞性が、山本監督一流の巧みな語り口で小気味よく暴かれ、痛快な作品となっている。
野心に燃える助教授を演じた田宮二郎の魅力も、この作品の成功を支えており、俳優として記念すべき作品となった。
15:30〜17:26 張込み
1955年「小説新潮」に掲載された松本清張の短篇小説を、橋本忍脚色、野村芳太郎監督で映画化した作品。
東京でおきたピストル強盗事件の共犯者・石井の行方を追う警視庁捜査一課の若手刑事・村木とベテラン刑事・下岡は、石井の昔の恋人・さだ子が住む佐賀市に向かう満員の列車に乗り込む。
二人は銀行員の後妻となったさだ子の家の向かいの安宿で張込みを開始した。
暑い夏の日々、年の離れた夫と先妻の二人の子どもの世話に明け暮れるさだ子の前に、ついに石井があらわれる。
ドキュメンタリー・タッチのリアルな描写が緊迫感を盛り上げる。かつての恋人との再会によって、無気力な日常生活の顔から一変して、生き生きとした束の間の輝きを放つ女さだ子を演じた高峰秀子の姿が印象深い。
18:20〜19:55 黒い画集あるサラリーマンの証言
松本清張原作『黒い画集』の一篇「証言」を、橋本忍脚色、堀川弘通監督で映画化した作品。
40代で中堅企業の課長となった平凡なサラリーマン・石野は、部下の女性と不倫の関係を続けている。
女と会った帰り道、自宅の隣に住む保険外交員・杉山とすれちがう。
この日向島で起こった殺人事件の容疑者として杉山が逮捕され、石野はアリス立証のため証言を求められるが、自分の地位や家庭を守るため、これを拒否する。
難を逃れたかに思われたが、事件はそれでは終らなかった。
石野の情事を知り脅迫してきた学生が殺され、事件直後その現場を訪れた石野は自らの無罪を証するため、すべてを語ることを余儀なくされる。
多くの松本清張作品を脚色している橋本忍の脚本は本作でも冴えをみせ、徐々に追い込まれていく恐怖を見事に描いている。
【開催日時】
2020年11月14日(土)午前・午後
【入場料】
500円
※中高生無料
【住所】
〒016-0876
秋田県能代市字海詠坂3-2
10:00〜11:56 WOOD JOB!(ライブ音声ガイド付き)
都会育ちのお気軽な高校生平野勇気が、パンフレットの美女につられて選んだ林業研修生。奥深い山村で林業に従事するたくましい男たち。
いろいろあるけど笑顔が絶えない村人たちの暮らし。
これは笑いに満ちた、少年の成長物語。
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖監督最高傑作をお見逃しなく!
13:30〜14:16 チャップリンの放浪者(活動弁士付き無声映画)
チャーリーは貧しい放浪の音楽家。
ある時、ジプシーの下僕として働く娘にひかれ、彼女を二人の幸せな放浪生活が続くかと思ったが…。
14:30〜15:42 番場の忠太郎 瞼の母(活動弁士付き無声映画)
戦前戦後に渡って活躍した時代劇スター片岡千恵蔵の代表作の一つ。
他の剣劇スターに比べ、立ち回り、剣劇シーンがあまり得意でなかった千恵蔵は、髷をつけた現代劇と言われる人情ものをたくさん作る。
男の純情を表現させたらピカ一の千恵蔵ならでは。
原作は、長谷川伸が昭和3年に、幼くして母と生き別れた自らの出生をもとに書いた戯曲。
巨匠稲垣浩監督の手によって無声時代の傑作人情時代劇となった。
戯曲と違うラストシーンは、監督が長谷川を説得したもの。
何度も映画化されている「瞼の母」の中でも、片岡千恵蔵の本作は素晴らしい。
新映画ベストテン第6位。
【開催日時】
2020年11月15日(日)午前・午後
【入場料】
無料
【住所】
〒016-0842
秋田県能代市追分町4-26
11:00〜12:30 モンスター・ホテル
モンスター・ホテル、そこはモンスターたちが安心して休暇を過ごすための、モンスターのための社交の場。
ドラキュラが自分の故郷トランシルバニアに作ったホテルなのです。
モンスター・ホテルで男手ひとつで娘メイヴィスを大事に育でてきたドラキュラ、けれど娘の18歳の誕生パーティの前夜、21歳の人間の若者ジョナサンがモンスター・ホテルに迷い込み、あろうことかメイヴィスに一目ぼれ、子離れできないドラキュラは、娘の恋に大パニック!
折しもパーティに集まった世界中のモンスターたちを巻き込んでの大騒動に!
14:00〜15:00 アオゾラカット
舞台は大阪市西成区 海外から多くの観光客が安い宿を求めて、この街を訪れる。
そう、西成には、いまの大阪の風景が生き生きと広がっているのだ
そんな今の西成を舞台に、西成生まれの美容師の息子が父との葛藤と和解を通じて、生まれ育った街の素敵さを再発見するヒューマンコメディー
【能代おもしろ映画祭り実行委員会(川添)】
080-4131-3634